先を考えすぎると手元が狂う

最終更新日: 2021-05-02

私の今の目標は個人開発で生計を立てている状態になること。


会社員を辞めて独立するのが理想だ。

受託もなし。本音をいうなら、他人が作りたいと思っているプロダクトに手を貸す仕事はもうやりたくない。


そのためには、アプリの売り上げが年間でこのくらい必要で、そこから逆算するとダウンロード数はこのくらいか、とかそういう計算をやっている。

それが長期的な数値面での目標になるんだけど、最近、そのことばかりを考えすぎて、アプリの開発そのものに気が回らなかった。


これではいけない。


今は立て直し、アプリの開発そのもの、足元の部分を地道にまた再開できている。

目の前にある短期の目標、たとえば自分のアプリの機能追加とか売り込み活動とかをやるときは、長期的な目標は一旦忘れた方が精神衛生上よいのではないかというのが私の近頃の考えだ。

天才的な個人開発者(!)は確かに存在していて秒速で目標を達成して、すぐに独立とかしちゃっている(ように見える)。

が、残念ながら、自分はどうもそういう天才タイプではないらしい。

時間がかかる、し、時間がかかった後に目論見通りの状態になっている保証はない。

後になって、この記事を読み返したときの自分がどうなっているかとかを想像したら、眠れやしないよ。


長期的な目標を考えすぎると、そういうことで不安になるんだ。

少し余談になるけど、世の中の社長とかホントすごいと思う。

自分以外の他の人達の生活も背負いながら、なんの保証もないのに長期的なビジョンやら目標やらを打ち出して、場合によっては銀行や投資家からお金借りて回してるなんて狂気の沙汰だと思う。


自分はそれほど強いメンタルを持ち合わせていない。

未来のことを意識しすぎると、肝心の目の前にあるやるべきことすら、おぼつかなくなってしまう。

しかし、自分の未来は目の前のやることから紐のようなものがちょろっと出ていて、それを掴んでいくことで見えてくるのだろうと思うわけで、というか、それしかないのである。

だから、日々のやるべきこと。僕の場合はアプリの開発や宣伝になるわけだけど、それらをやるときは長期的な目標は一旦。忘れるようにしている。

そうしないと、手元が狂うのだ。

焦りやら、妬みやら、自己嫌悪やらでモノ作っているときの頭や手がスッキリしない。

これだと、作品にも悪影響を及ぼしてしまう。

社長の狂気とはまた違う種類の狂気が必要だ。

こっちの狂気はなんとか出せる気がする。


未来を考えるモードのときと、今を生きるモードをうまく切り替えることができたらいいのになと思う。

自分の場合は、月に一度の神社へのお参りと、何か瞑想のような自分に言い聞かせる謎の時間を設けることくらいしか解決策は思いつかない。

他にいいやり方があったらTwitterかなんかで、教えてください。

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